私が中学・高校の頃、戦国ゲームと言えば『信長の野望』『三国志』などを生み出した『光栄(現:コーエーテクモゲームス)』がまさに天下をとっていました。
懐かしいですね。私はPC88で遊んでました。5インチFD・・・フロッピーディスクって知っています?しかも5インチ!
とにかくこの頃の光栄は、シミュレーションゲームの王様でした。
正直やりすぎて簡単に感じ、つまらなくなった頃であったのです。
私が高校生の時、従兄弟の家でこのシリーズ初代をプレイし、感動したがこのゲーム。
『システムソフト 天下統一』
\このゲームはこんな人にオススメ/
・別に武将の画像とか関係ないと思える人
・既存のゲームが簡単でつまらないと人
・オンラインゲームは課金でなんとかなるから飽きたという人
レトロゲームをプレイしている記事がありました。
こちらのブログで書いていたのですが、プロジェクトGEEで550円で購入可能みたいです。
(なんだ・・サブスクなのか・・・残念><)
この天下統一シリーズは、かつてコンプティークで『テーブルトークRPG』の『D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)』について記事を書いていた『黒田幸弘』さんがゲームデザインしたもので、おそらく戦国ゲーム初の『国ではなく城を攻略』するシステムで、国内の城の支配率で誰の支配下にある国かを決めます。つまり、全国の城全て制覇しろというゲームになります。
このゲームの凄いところは、自分が領地を広げると他のどこかの大名も強くなり、最終的には天下を二分する合戦になることです。
また、今となっては当然ある『武将ごとの画像』が全くありません。なので、ゲーム画像からのめり込むタイプの方からは『クソゲー』という評価あったらしいです。
そのシリーズの中で、人気が高かったこちら
『天下統一 相克の果て(2003年発売)』です。(画像がなくてすみません)
でもこちら、何故か『関ヶ原モード』が発動しません。※知っている方いたら教えて下さい。
また、Win10非対応のためか、あまりにもマウスをクリックすると、急にゲームが終了してしまうなど、結構難ありです。
しかしながら面白いので、今でもたまにポチポチしてます。
前置きはさておき、始めてみましょう。
まずは国選び。今回はゲーム紹介ということで、最初のシナリオ
1546年 シナリオ 乱世の覇者
侵攻も容易な『織田家』を選択し、戦国大名となるまでプレイします。
ちなみ普通だと月に1回のペースで行動できますが、このゲームは3ヶ月に1回(春→夏→秋→冬)各季節毎に『軍備→政略(内政)→作戦(侵攻)』となります。

まず、最初は軍備。兵士を雇い、分配します。
なお、尾張は石高が高いため兵は雇いやすい(石高が高いほど一回の兵募集による人数が多いです)ため、2ターン目には兵が満杯になってしまいます。しかし、兵質は50と低くなっています。
兵質は50~100であり、越後・薩摩は100となっているため、兵募集を行う国に気をつけなければなりません。また、兵募集を行うたびに『石高』と『住民』が下がるため、内政を行わず兵募集ばかりしていると『一揆』が発生してしまいます。
兵質は各国で異なり、その兵質の高さが合戦時の戦意の高さとなり、戦意または兵士0で部隊が壊滅するめ、兵質は重要です。
よって、尾張は『弱い兵を容易に募集しやすい土地』です。
ちなみに隣国の『美濃』は70、『三河』は90なので、飛び抜けて低いです。
そうは言っても、兵が居ないと合戦にならないので、CP1を消費し兵を雇いました。
また、各季節のコマンドは、画面には写っていませんが『CP』分だけ実施でき、コマンドによって消費CPは異なります。
また、そのCP値は、各大名の内政値により決まりますので、大名の内政値がとても重要となります。

最初の年は上限兵数が1300人です。年を追う毎に50上限が上昇します。
続いて『兵農分離』を実施。

こちらもこのゲーム独自のシステムで、CP5の消費で、秋・冬以外に参加できる兵士の率『動員』を上げる事ができます。なお、織田家は歴史上早いうちから戦闘専用の兵士を雇っていたため、初期値15より1回毎に3%上昇しますが、通常の大名は初期値0より毎回1%しか上昇しません。ここも織田家の強みです。その他に
鉄砲購入:鉄砲の購入。鉄砲が生産できる国にならないと購入不可。(生産国はランダムで決定)
軍団編成:1軍団4名の軍団を編成。城攻め時、知力が高い武将が調略成功率やターン数に有利となるため、上位とするほうが良い。ただし、当主や跡継ぎは絶対に部隊長となり、臣従軍団は編成不可。
俸禄加増:俸禄を増加し、武将の忠誠度を上げる。ただし、秋の収入が減少するため最低限で。
武将追放:不要な武将を追放する。ただし、他の武将の忠誠心が下がるので注意。
武将隠居:45歳以上の武将を隠居させる。隠居後はランダム武将が兵を受け継ぐか、居なければ他の武将が兵士を受け継ぐ。
郷士制度:兵農分離の逆に動員を下げる。
城の普請:城のLVを上げる。城のLV0で落城となり、強襲時の防御力になる。また、兵糧攻めさらた場合の兵糧減少が低下するとともに、その国の支配率向上にもつながる。
兵糧増加:籠城時、兵糧0で落城となるため、耐久力となる。
ここで軍備を終了し、続いて内政。

内政は『治水・開墾』を行いました。このコマンドは石高を上昇させ、秋の収穫量向上と住民感情値が上昇します。内政値が高い武将程上昇値が高くなるため、織田信秀に実施させます。
※織田信秀は信長の父。武将の多さもこのゲームの魅力です。
その他に
楽市楽座:武将がいる城下町を発展させ毎月の収入を上昇させる。
鉱山開発:鉱山値を上昇させ毎月の収入を上昇させる。
領内移動:自領国内を軍団毎に移動させる。
援軍要請:従属国に援軍を要請する。
使者派遣:相手国との関係を改善する。
大名従属:大名を従属させるが、相手国との関係は悪化する。成功率は威信値により変化。
大名臣従:従属大名を臣従させる。臣従により領地・武将が自国のものとなる。
同盟破棄:同盟を破棄する。関係が良い国との同盟破棄は他の大名との関係も悪化する。
武将引抜:他国の武将を調略する。
隣国工作:他国の住民感情を悪化させ、一揆を誘発させる。
朝廷使者:朝廷に使者を送り、威信を上昇させる。
ここで終了し、最後に作戦。

軍団がいる城と道がつながっている城への攻撃が可能。
今回は那古野城から清州城へ侵攻します。
ちなみに季節が『春・夏』は『動員』の数値分(画像には写っていませんがこのときは18であるため18%)しか兵士を動かせないため、普通に攻撃しても1000人の武将は18%の180人しか動かせないため、『総動員』を選択し、全兵士を動員します。(画像は選択後)
※動員により『収穫』値が下がるため、秋の収入が減少します。
その他
城の破壊:城のレベルを下げる。
兵糧減少:城の兵糧を減らす。
敵の混乱:所属軍団に疲労を与え、戦意を下げる。
合戦選択すると相手は籠城戦を選択しました。

ここで選択できるのが
強襲:部隊で城に攻撃し城のLVを下げる。城のLV0で落城。兵士数や地形により効果変動。
内応:内応を誘い城LVや兵糧を下げる。実行には『金』が必要。成功率は軍団の知力により変動。成功の内容はランダム。
包囲:兵糧攻め。城のLV・地形・兵士数が多いほど兵糧減少数が変化。
退却:退却する。
なお、コマンド実施可能回数は、軍団の知力により変動。
今回は、地形値が低い城攻めなので、強襲を選択し無事落城。敵軍団も降伏したため、家臣としました。

ちなみに降伏部隊はこちら。

ステータスは
齢 :年齢
忠 :忠義。低くなると出奔や調略される可能性が上がる。10以上で安全圏内だと思います。
軍 :攻撃力。戦闘時相手の兵数を減らす効果が上がる。
知 :知力。攻城戦の調略成功確率や、ターン数に影響。また作戦コマンドの調略成功率にも影響。
政 :政治力。大名の場合CP値に影響。内政実施時の効果に影響。
俸禄 :俸禄。武将の給料。多く与えすぎると、秋の収穫減少となるため注意。
兵士数:兵士数
鉄砲数:鉄砲数
ちなみに、数値的には7以上で何とか使える。10以上で優秀。15以上は天才くらいで考えてください。
今回仲間にした部隊は、二人とも忠が9なので、俸禄増加しました。

ここで、編成で内政値が高い平手を軍団長に編成。このまま、尾張に置いて内政に専念させます。
その後、岩倉城を難なく攻略し、尾張統一。次の攻撃対象は美濃と定め、部隊を移動。

そして、抜けた平手の穴を、隣の松平家から酒井正親を引抜き補充します。
また、平手以外の部隊は牛屋城へ移動させ、美濃攻め準備を行います。

美濃の斎藤家は、鷺山城より東の独立勢力討伐中なので戻ってこれないため、空の北方城を攻撃。
と思いきや、三河の刈谷城が今川の攻撃を受けます。

特に落とされることもありませんでした。この後も何度か同じように攻撃を受けますが、流し続けました。
ということで、今度こそ北方城を攻撃。

二度目の攻撃で無事落城。

その後曽根城・鷺山城(青丸)を落とし、序盤の大詰め『斎藤家 兼山城(赤○)』への攻撃です。
そして、織田家としては知力の高い武将が少ないので、斎藤家の武将は宝の山です。
是非仲間に引き入れたい・・・攻略後仲間になると心強いのだが・・と思いつつ攻撃。
ここで初めての野戦。野戦はまず防御側→攻撃側と陣形を選択後に部隊を配置します。
ちなみに、防御側の斎藤軍は『魚鱗の陣』ですね。

【勝利条件】
・相手の殲滅
・赤いラインより向こうに味方部隊が進む。
【敗北条件】
・味方の壊滅
・青いラインより手前に敵軍侵入。
【部隊の壊滅条件】※部隊が壊滅すると、味方の全部隊の戦意が下がります。
・兵士全滅
・戦意0
私は相手に合わせず、ゆっくり攻めようと思い横陣としました。

各武将名の下のバーは
・緑 :兵士数
・黄色:戦意
を示しています。織田軍は、尾張で兵募集した部隊のため、戦意は斎藤軍より低いです。

行動は、各々20ターン。行動の順番はランダムです。
ちなみに戦場外にいる部隊は別働隊で、相手部隊と同じ列に行けば突撃が可能です。
とりあえず前に出張っている稲葉隊に3部隊で集中砲火。

結果、稲葉隊は『戦意0』となり、敗退。
そのまま、左翼を攻撃し突破に成功。

野戦が終われば攻城戦に移ります。そして道三は・・・

無事降伏してくれました。道三は知力が13もあるので、攻城戦がとても楽になります。
道三がいると、この後『美濃統一』のため『稲葉山城』を攻略しなければいけないため、時間も金もぐっと節約になります。

ということで、その道三の部隊で稲葉山城に工作などして攻略準備中、先程落とした兼山城が独立勢力からの攻撃を受けるも撃退し、稲葉山城も攻略。

こうなると、美濃統一は容易になったのでサクッと統一していまい、横からシャシャリせてきた浅井を一蹴しようとした矢先・・・織田信秀死亡・・・。

しかも跡取りが居ないので、織田信勝(信長の弟)が跡取りに。また部隊を再編。
その間に三河の刈谷城が今川により落とされたため、浅井家 小谷城攻略後今川討伐を決意。

目標は刈谷城とし侵攻。道山がいるため、難なく攻略。その後『松平家 岡崎城』を攻略したところで石高が百万石を超え、今回のプレイは終了としました。

強い大名で始めると、ほとんど苦なく戦国大名までなってしまいますが、東北の弱い大名だと、難易度が以上に上がり、無理ゲーになってきます。
今のように、グラフィックに凝ったゲームも良いですが、それに頼らずバランスやシステムに凝っているこのゲームのシステムに興味を持ったよーって方は、是非遊んでみてください。
想像以上に、色々な武将が出てきますよ。
『この大名でやってみて』などありましたら、ご連絡ください。
キツすぎなければ、プレイしてみますw
初代の天下統一、サブスク以外で遊べないのかな?
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